いつか大もうけして、結婚して大きな家を建て、田舎の母を呼び寄せるんだ…その思いから相場への投資は始まった。学校卒業後、菓子店、運送会社、生命保険会社と職を転々としながらも、投資の夢は枯れることはなかった。小豆相場で失敗したものの、金相場では利益を得た。バブル崩壊は乗り切れたが、リーマンショックでは「損切り」を行う事に。この本で語る波乱の経験から、いかにして相場と株につき合えば良いのかそのヒントが見えてくる。「目先の利益を追いかけないことが大事」「妻に渡す生活費は何が何でも守る」など、筆者のシンプルで真っ当な生き様が共感を呼ぶ。